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株式会社トリドールホールディングス様 JFS規格適合証明(フードサービス・マルチサイト)取得記念セレモニーが開催されました!

株式会社トリドールホールディングス様 JFS規格適合証明(フードサービス・マルチサイト)取得記念セレモニーが開催されました!

この度、国内で初めて、株式会社トリドールホールディングス様がJFS規格適合証明(フードサービス・マルチサイト)を取得されました。

本規格の第一号となる取得を記念し、202518日、株式会社トリドールホールディングス様、一般財団法人食品安全マネジメント協会(以下JFSM)、監査会社である弊社 株式会社BMLフード・サイエンス 合同でセレモニーを開催いたしました。

 

本コラムでは式典の内容や、当日の様子についてお伝えいたします。

1.JFS規格(フードサービス・マルチサイト)について

まず、JFS規格(フードサービス・マルチサイト)とは、複数の店舗を運営するフードサービス事業者において、店舗から本部、そして経営層を含むグループ全体で食品安全の仕組みを構築することができる食品安全マネジメント規格です。

組織機能を、セントラルサイト(中央管理機能)、ミドルサイト(中間管理機能)、サブサイト(店舗)に分類し、店舗(サブサイト)が提供する料理等は、基本的に中央管理機能(セントラルサイト)が定める方法や手順に従って製造・調理することが求められます。これにより、数百店舗展開される組織様でも、一貫した食品安全管理を実現する事ができます。

また、規格は、食品安全マネジメント(FSM)、ハザード制御(HACCP)、適正製造規範(GMP)の3要素で構成されており、食品衛生法が求める「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」に対応することが可能です。

 

本規格は、コンサルティングを行った会社が同じ組織様に対して監査を実施する事が出来、これにより、弊社の一貫した基準のもと、組織様へのアドバイスが可能となり、今回、株式会社トリドールホールディングス様におかれましても、弊社のコンサルによりそれまで運用していた食品安全マネジメントシステムに規格の求める仕組みを取り込み、見事に適合証明の取得に至りました。

 

2.セレモニー

セレモニーは株式会社トリドールホールディングス 本社にて開催され、会場は抽選で選ばれた食品事業者様で満員となり、終始、和やかなムードで執り行われました。

冒頭、株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長 粟田 貴也 様、JFSM理事長 小谷 雅紀 様、弊社 代表取締役社長 小日向 清隆よりご挨拶の後、『JFS規格(フードサービス・マルチサイト)』適合証明書および記念品の贈呈式が行われました。



セレモニー記念撮影(左からJFSM理事長 小谷 雅紀 様、株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長 粟田 貴也 様、弊社 代表取締役社長 小日向 清隆)


 

3.パネルディスカッション

 セレモニーの後、株式会社トリドールホールディングス様およびJFSM、弊社による、パネルディスカッションを実施致しました。

 

・パネリスト

株式会社トリドールホールディングス 

 執行役員 本部長 食品安全・品質管理本部

  草野 篤 様

 食品安全・品質管理本部 品質保証部 部長 兼 食品安全企画部 部長

  田代 翼 様           

一般財団法人食品安全マネジメント協会 理事長

  小谷 雅紀 様

株式会社BMLフード・サイエンス

 第二コンサルティング本部 副部長 

  津曲 寛文

 第三コンサルティング本部 次長

  大村 忠司


「適合証明取得のきっかけ」

多様な業態の中で、共通の目線をもつ必要があり、自社でセントラルキッチンを持たない中、店舗中心でFSMを構築することが重要でした。その中で、HACCP7原則12手順までを求めるわけでなく、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を実現し、且つFSMの整備を図れる本規格が最適であるという結論に至りました。(株式会社トリドールホールディングス)

 

「取得・監査に苦労した点」

店舗の取り組みとしては、これ迄実施していたことが多く、苦労は少なかったと振り返ります。但し、本社としては、要求事項の言葉を会社の言葉に置き換える事に苦労しました。

例えば、「不適合」という事は1つとっても、商品不適合もあれば、仕入れ品の不適合もあり、解釈・整理し、分かりやすく社内に展開することに苦労しました。(株式会社トリドールホールディングス)

 

監査員としては、セントラルサイト(本社)への質問においても伝わりやすい言葉を選び翻訳、説明し、どういった取り組みをしているかを引き出すよう心掛けました。

サブサイト(店舗)でも普段の仕事をいかに聞き出すかに注力し、もし、望ましい取り組みが実践できていなかったとしても、何が障害になっているかを聞き取りアドバイス致しました。(弊社)

                                      

「今後の展望」

海外事業の衛生管理構築のビジョンについて、海外では多種多様な考え方があり、一定の基準を設ける必要があり、本規格を活用し、海外で展開することはメリットがあると考えます。

トリドールホールディングスの管理体制を示し、信頼を得る事で、海外事業者様とより良いパートナーシップを結ぶことが出来ると考えます。(株式会社トリドールホールディングス)

 

海外展開される事業者様については直接的なマネジメントは出来ずとも、本規格を活用し、仕組みを構築することで継続的な運営ができると考えます。まずは、国内で体制を整備し、海外への展開を進めて頂ければと考えます。(JFSM)

 

 

4.著者のコメント

 今回のセレモニーを通じ、食品事業者様の『JFS規格(フードサービス・マルチサイト)』への関心の高さが窺えました。食品安全という業界共通のテーマをいち早く捉え、時代に先駆け本規格の取得に踏み切った、株式会社トリドールホールディングス様は今後もリーディングカンパニーとして、お客様が安心できる食空間を創造し続けることでしょう。

そして、『JFS規格(フードサービス・マルチサイト)』が店舗に来店されるお客様と食品事業者様の食品安全の懸け橋となり、安全安心の証として普及されることが期待されます。

 

なお、今後、丸亀製麺837店舗に『JFS規格(フードサービス・マルチサイト)』の取得を示すステッカーが掲示される予定です。来店の際は、お気に留めていただけると幸いです。

 



本セレモニーおよびセミナー、パネルディスカッションについては、今後弊社無料セミナーにて公開を予定しています。公開情報についてはホームページおよびメールマガジンにてお知らせしておりますので、メールマガジンへのご登録をお願いします。

 

 

こちらのコラムは管理企画本部 企画グループが担当いたしました。


BMLフード・サイエンス飲食店アレルギー対策

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