担当業務 |
食品微生物検査サービス |
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入社年次 |
2019年度 |
最終学歴 |
応用生物科学専攻 |
新卒で日本酒メーカーの製造担当として勤めた後、微生物により深く関われる仕事を探してBMLフード・サイエンスに転職。趣味は旅行で、旅の記念としてマンホールカードを収集し始めてから上下水道に興味を持ち、今では時折下水処理場の見学などにも参加している。休日はまだ手に入れていないカードを求め、初めて訪れる場所での地酒や温泉を楽しんでいる。
転職理由やBMLフード・サイエンスを選んだ理由
微生物が単純な構造にも関わらず複雑な機能を持っていて、様々な分野に応用されていることや、未解明な部分が多いことに魅力を感じていました。そのため新卒では微生物に関わる仕事として日本酒メーカーに入社しました。しかし、実際に働いてみると、当たり前ですが「良いお酒を造ること」が仕事の中心であり、だんだんと「もっと微生物と直接的に関わりたい」という想いが強くなってきました。休みが取りづらいことや夜間にも作業があることは入社前から分かっていましたが、実際に働いてみると想像以上に心身への負担を感じたこともあったため、将来を考え直し転職を決意しました。
BMLフード・サイエンスは転職エージェントに紹介してもらって知りましたが、当時の他の選択肢だった製造職や品質管理職に比べ、ダイレクトに微生物に関わることができることを魅力に感じて入社を決めました。
実際に入社してみて
入社前は検査というと単調なイメージがありましたが、実際に働いてみると違いました。
日々のルーチン検査のほかにも様々な仕事があり、最近では社外セミナーの講師も任せてもらいました。テーマに沿って文献を調べ、資料を作っていく作業は新鮮で面白いと感じましたし、お客さまの前で発表するのは緊張しましたが、やりがいを感じました。
また、先輩に教わりながら菌種同定の仕事に携われたことも思い出深いです。実際に汚染されている商品をお預かりして、遺伝子検査や顕微鏡での観察、培養方法を工夫するなどしてどのような微生物に汚染されているのか探っていくのですが、正体が思ってもみない微生物だったりすると強く興味が惹かれ面白かったです。
現在の仕事について
入社後は埼玉検査センターで業務を習得した後、現在は大阪検査センターに異動して、微生物検査業務に従事しています。検体の受付からサンプリング、希釈、混釈、判定、報告書のチェックといった一連のルーチン検査に加えて、資材の発注や機器の点検・管理などの関連業務もチーム内で分担して行っています。大阪検査センターでは、埼玉検査センターの時と比べマルチに対応する能力が求められているため、今は埼玉検査センターで習得できていなかった業務について、先輩社員に教わりながら習得を進めているところです。
中途入社だから分かること
自分の仕事を周りが支えてくれている安心感があります。前職では自分が不在の間に仕事を代わってもらえる人が居ないことが悩みでしたが、今は安心して任せられるため休みの日もしっかりと休むことが出来るようになりました。また、外部研修への参加や資格の取得も積極的に行うことができ、学べる環境が整っていることはありがたく感じています。
他にも、日々の業務ではお互いに声をかけ合いながらチームとして効率的に業務が進むように工夫されており、受付時に「今日は多いな」と思った検体数を無事処理できた時は特に達成感を感じます。
今後やってみたいこと
BMLフード・サイエンスは検査だけでなくコンサルティングサービスもワンストップで提供できることが特徴の企業です。そのため、検体の採取から検査、報告に至るまでの一連の流れを深く理解し、検査として何が出来るかを考えていく必要があると思います。最近では、コンサルの方が行っている店舗点検の業務に同行させてもらい、検体の採取方法や点検時の注意点、検査結果がどのように活かされているのかなどを学びました。これからはそのような目線も踏まえて、正確なのは勿論のことお客さまのニーズを意識した微生物検査が実施できるようにしていきたいと思っています。
※内容は取材時のものです