BMLフード・サイエンスでは、食に関わる様々な企業が必要な衛生サポートサービスを幅広く提供しています。
2023年10月に続き、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様(以下むすびえ様)からのご依頼で、2024年4月16日(火)に「オンライン講習会・相談会」を開催しました。
全国の子ども食堂運営者の皆様を対象に、今回は「アレルギー」をテーマとした講習会の実施と、衛生に関するご質問にお応えしました。この記事では、その内容と感想をご紹介します。
1.子ども食堂とむすびえ様について
子ども食堂とは、地域のボランティアや団体が運営し、子どもたちに無料や低価格で食事を提供する場所のことです。子どもたちに食の大切さや社会性を教えるだけでなく、貧困や孤立などの問題にも寄り添い、かつ地域交流の役割も果たしています。
むすびえ様は、日本全国にある子ども食堂のネットワークをつくり、子ども食堂の開設や運営に関する相談や研修、資金や物資の提供、情報発信や啓発活動などを支援しております。また、政府や自治体とも連携し、子ども食堂の社会的な認知度や評価を高めることにも努めています。
前回の開催レポート:子ども食堂ボランティアの皆様に向けた講習会・相談会を開催しました!
全国の子ども食堂ボランティアの皆様に向けて開催した、衛生管理に関する「オンライン講習会・相談会」をご紹介します。
2.講習会・相談会の内容と参加者の声
(1)講習会
講習会では、飲食店の巡回点検や衛生指導を行っている現役の衛生コンサルタントである五十嵐さん、藤田さんにお話しいただき、
- 食物アレルギーとは?
- 食物アレルギーの症状
- 食品アレルギーの事故事例
- 食品アレルギー事故を防ぐには 等
子ども食堂で注意すべき衛生管理のポイントを分かりやすく解説いただきました。
(2)相談会
相談会では、アレルギー以外にも衛生に関するご質問もいただき、事故を起こしてはならないという意識の高さを感じ取ることができました。
ボランティアでの運営が大半でもある子ども食堂特有の悩みについても質問が寄せられ、当日はチャットで活発な質問のやりとりもあり、
時にはZOOMを通して参加者と直接言葉を交わしながら、衛生について一緒に考える等交流することもできました。
参加者からは、
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- アレルギーについてよくわかったし、できないことはできないということの大切さも学べました。詳細な対策は素人レベルでは無理だということ、保護者にきちんと尋ねることの大切さがわかりました。
- アレルギー対策について理解を深めることができました。また、こども食堂に対しても、アレルギー対策に関してどのように助言をしていくかのイメージが作れたことがありがたかったです。
- 意見質問を細やかに拾っていただきまして、心より感謝申し上げます。
- 食物アレルギーはできるできないを明確に示しておくことが命を守ることに繋がるということが分かりました。
- 知っていると思っていた内容が実はまるで分っていなかったことが分かりました。最後に講師からコメントのあった「子どもの命を守る」という表現は非常に納得できました。有意義な時間となりました。ありがとうございました。
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などの嬉しいお言葉をいただきました。
当社も食品衛生の知識や経験を、子ども食堂の運営者の皆様・地域活動を行う皆様と共有し、社会貢献活動に関する講習会ができたこと、大変嬉しく思います。
ご参加いただいた皆様、また今回お声がけくださいました、むすびえの皆様、本当にありがとうございました。
3.おわりに
今回の講習会・相談会では、事前質問やチャットからの質問が多数寄せられました。特定の質問に対しては、講師だけでなく他の受講者の方から有益なアドバイスがあがるなど双方向のコミュニケーションを取ることができ、大変有意義な場となりました。
BMLフード・サイエンスでは、今後も食品衛生や衛生管理を日本全国に伝えていく為、様々な講習会を開催しています。
講習会のご依頼をお待ちしております。ご依頼に関しては、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
今回の講習会・相談会に関して、むすびえ様にて開催レポートを書いていただきました。詳細につきましてはこちらをご覧ください。
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